3月定例会 一般質問「政治資金について」
国民、県民、市民の関心事である政治資金について
一部の国会議員ばかりではなく、山梨県の長崎知事の預かり金という名目で1182万円を5年もの間、収支報告書での報告もせずに失念していたという答えには、全く理解ができません。さらには、その件について報道各社が質問をしようとしたところ、質問を削除しなければインタビューに応じないという、報道規制と思われても仕方がないようなことまで行われています。これらのことは、到底ありえないことです。
また、質問を通告した後にも、甲州市の市長が市長交際費から、長崎知事の政治資金パーティー券を支出していたことについて、佐藤議員が質問状を提出したことにより報道もされました。
これらの問題は、世間とのズレがあり、若者、高齢者、現役世代、子どもたちにも大きな政治不信を招いています。
首長として市長はどのような考えでいるのか、問うために質問を立て、同時に政治不信を払しょくするような力強い言葉を期待し質問をしました。
市長からは、
政治資金規正法の目的と解釈についての答弁と
「今後、在任中は政治資金パーティーには出席しません。」
という趣旨の答弁だけでした。
力強い言葉はありませんでした。
「今必要なのは、甲州市は大丈夫!山梨県は大丈夫だ!安心して政治参画してほしい!」というような言葉です。
職員の方々は、市長の考えに基づいて日々の業務に当たられるので、首長である市長の考えは、市政運営には非常に重要なポイントです。
質問の終わりに卵1パックとチキンラーメン袋入り5パックの値段を聞いてみましたが、残念ながら答えはありませんでした。
人口3万人ほどの甲州市において、市長が市民感覚とずれたら終わりです。
騒がれている国会議員は、甲州市の実情を知らなくても、市長は市民と同じ感覚でいて、今、誰が困っているのか、どの業種がどうなのか、ここの地域では今はこうだとか、わかったうえで、政策を考え、10年後20年後の甲州市を思い描きながら、市政運営をしていただきたいと思います。