R6年度当初予算 修正予算案の提出へ

 今議会に提案されていた令和6年度当初予算について、予算決算常任委員会での審査が終わりました。
 審査の前に行われた本会議での一般質問、委員会での質疑を経ても、やはり事業の妥当性がないと思われる事業について修正予算を提出することにしました。修正予算案で削除を求めたものは以下の3点です。

①救護施設費アドバイザリー事業費801万9千円

②観光総合パンフレット事業費627万円

③交流体験施設改修工事費1177万円
 *大菩薩の湯空調改修工事費と休憩室畳表替え及び換気扇取替工事費

理由は、救護施設費アドバイザリー事業費については、現在の指定管理者との合意形成が必要であること、2年後の譲渡計画であることから、説明があった事業内容については所管課において考えられる課題等を検討すべきであるという点。

 観光総合パンフレット作成事業については、作成する内容が観光客目線とかけ離れているため再考すべきであること。

 交流体験施設大菩薩の湯の改修工事費については、大菩薩の湯の収支状況は本年の指定管理料をあてても未だに赤字であること。改修工事を実施することよりも、管理者と所管課が協力し収支状況を改善することが先決であること。
 そして何より、畳表替え及び換気扇取替工事については、同一工事とみなすことを認めることはできないこと、改修工事費に市債が充当されているが、償還期間内に施設管理が現在と変わることも予測されるため、認めることはできないという理由です。

 定例会最終日3月22日に修正予算案を賛同者を募り動議にて提案しましたが、賛成少数で否決となりました。

 予算案を修正するためにはさらに賛同を得られなければならないこともあります。これまでは反対討論という形で私自身の考えを示すことはあっても修正案を出すことはありませんでした。
 いつも一般質問や議会内での質問等で意識していることは、議員を目指したときに支援者の方から言われた言葉で「いいものはいい。悪いものは悪い」です。

 これまで6年間、議員として活動をしてきた中でも、これっておかしいよね?と感じたことは多々あります。市政は市民に対しても明確に説明できる内容で運営されていなければならないと思っています。

 今回、私たちが提案した当初予算の修正案は否決となりましたが、今後も、市民の皆様と感覚がズレないように市民感覚で議会に臨んでいきたいと思います。