式典等での挨拶について
議員として活動をしていく中で、特に小中学校の入学式、卒業式、運動会や学園祭で挨拶をさせていただく機会があります。
ただ、小学生、中学生に聞きますと、断然多い答えは
「挨拶は短い方のが一番!むしろなくてもいい!」
です。
私が総務文教常任委員長を務めていたときは、コロナ禍ということもあり、式典等への出席は最小限、挨拶も最小限に制限されていましたので、議員の挨拶はほとんどありませんでした。
コロナが5類に移行してから、学園祭や運動会での議員挨拶を再開するかという話になりましたが、熱中症予防の観点から、学校側では来賓を減らして対応していると耳にしました。そこで、議員は紹介のみ、そして各校1名ずつにすることを提案し、全議員に承諾をいただきました。
その後、卒業式や入学式への参列も各校1名というのが定着していきました。しかし、議員の祝辞は再開しているので、どうしても議員の祝辞の分だけ時間は長くかかってしまいます。
中学校の入学式であれば、多少は長くても生徒たちも式に臨むことができますが、小学校の入学式は長くても30分程度で終わるのが理想ではないでしょうか。
甲州市内の今年の入学式の様子を子どもたちに聞きますと、最も長かった小学校では、
「校長先生、教育長、市長、県議、市議、PTA会長」と5人の挨拶があったところがあるそうです。ちょっと配慮して短めの挨拶にした人がいたとしても、かなりの長時間だったのではないかと、容易に想像できます。
小学1年生にとっては、祝辞などは難しい言葉が多く、まるで外国語を聞いているような感覚ではないかなと思います。
私は、小学校の入学式等では、易しい言葉で、1年生でもわかる言葉を使い、1分以内での祝辞を心がけていますが、そうではない人もいます。
お祝いの言葉を式典に添えることは、祝う気持ちとしては大事なことなので、校長先生の式辞や教育委員会の告辞、PTA会長の祝辞はあったほうがいいです。
でも、式は誰が主役かを考えたら、
議員の挨拶(祝辞)はなくてもいいのではないでしょうか。
そんな風に、毎年考えてしまいます。