R7年3月定例会で反対討論をしました

令和7年度一般会計予算案に反対討論をしましたが、賛成多数で可決となりました。反対討論の全文を掲載します。

歳出において4点疑義があります。

 まず、第2款総務管理費における市長公用車購入費用総額約958万円についてです。予算決算常任委員会にて、分科会の審査内容を質疑したた際には、購入予定のアルファードは納車が年度内にできない可能性があるとのことでした。
 それならば、年度内に納車が可能な他の車種を検討すべきです。また、私が行った一般質問での答弁にもありましたように
「他市と同じを検討」というのは、みんなが持ってるから、みんなが同じ。行政が行うことは、それではいけません。最小の経費で最大の効果を考えるべきです。
 分科会では、甲州市をPR
するためのステッカーの件は今後していくということでしたが、私は車体価格を抑え予算を削ってラッピングカーにするなどPRに生かしてほしいと考えたのですが、そうではなく市長公用車が予算提案通りであれば余分に予算がかかってしまう上に、甲州市の財政には、余裕がある状態ではないというのも反対の理由です。
 宮城県仙台市ではアルファードを市長公用車として購入しニュースにもなるほど炎上している中、あれほど車種の再検討をと質問しても変えることなく、アルファードとしていること自体、その感覚が私には理解できません。

 次に、第2款総務費と第10款教育費における市制20周年関連は、提案当初から市民みんなが参加できるような工夫が考えられていません。チケットを買えなかったり、会場に入りきれなかったりした人が、パブリックビューイングがあれば、そこに集まるようなものでもありません。せめて記念のノベルティグッズも市民全員に配るなどみんなで、市の20歳の門出をお祝いできるものにしてほしいと考えます。

  3つ目は、第8款4項都市計画費における環境センター跡地広場整備事業のうちドッグランの整備に疑義があります。
 今後の活用についてのアンケート調査では、選択項目として公園はあったものの、ドッグランを望むアンケート調査の具体的な数値結果が示されなかったことです。ドッグランではなく、小学生から中高生が遊べるような拠り所としての整備を求めます。現段階では仮設計であり、これから本設計ということでしたが、その点が変更されるかは不明であることから反対です。

  4つ目は、同じく第8款4項都市計画費における上塩後下赤尾線の共同溝設計、測量事業の件です。道を整備することにより、どのような街を目指しているのか、今だに不明瞭であること。現在、すでに塩山バイパス周辺は買い物がしやすく、生活拠点として広がりを見せている。新たに塩山駅周辺を開発することは、街の機能を分散させることにもなります。仮に整備した道路周辺に住宅街ができたとしても、そこにお店が出店する確約もないこと。今あるコミュニティを分断するだけであること。予備設計であるとはいえ、今後、道路幅等に変更はないと分科会で答弁があり、事業が進めば、この都市計画道路に意見を言えるところがなくなるため、反対します。

皆さん、選挙前に公衆の面前で公約した事をもう一度思い出してください。

以上で、令和7年度一般会計予算の反対討論を終わります。